代表選手

10月13日(日)小瀬スポーツ公園武道館において第45回全国スポーツ少年団競技別交流大会山梨県予選会が開催されました。

当剣友会からは、中学2年の田中ちか選手と中学3年の野村将聖選手が市の代表に選出され、野村将聖選手が見事準優勝に輝きました。おめでとうございます‼️

代表になるということは一朝一夕ではできることではありません。そこには必ず人一倍の努力があります。
今回は応援する側だった仲間のみんなも2人の後に続こうぜ。


役割

10月30日(日)穴切体育館において甲府中央ライオンズクラブ杯争奪第58回山梨県スポーツ少年団甲府地区剣道大会が開催されました。

当剣友会からは小学生低学年の部に2チーム、高学年の部に1チーム、中学生の部に2チームが出場しました。
この日は団体戦。低学年が3人制、高学年以上は5人制です。
 
団体戦は個人戦と違って、当然ながらポジションがあります。
5人制なら先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の順です。そしてそのポジションにはそれぞれ役割があります。
 
一般的に「先鋒」は元気で勢いとスピードのある子で、一番最初に勝って勝負の流れをいい方に引っ張るような選手。「次鋒」は先鋒が作ったいい流れを受け継いだり、逆に先方が負けた場合は流れを変えられるような選手。「中堅」は5人制の場合、前が勝っていれば勝利を確定させる展開に持っていき、負けている場合は何としてでも一本を取るか引き分けるかして、後ろに繋ぐことができるような選手。「副将」は前の流れを引き継いで、有利な場合でも不利な場合でも大将に繋ぐために冷静に試合ができる選手。「大将」はリーダーですからチームで一番の実力があり、確実に勝てるとメンバーからの信頼がある選手、と概ねこのように考えられています。
 
ポジションはその子の性格や剣道のスタイル、実力などを考慮して決められます。もちろん勝負なので、適したポジションでチーム編成しても負けることはあるのですが、大切なのは選手自身がそのポジションの役割を正しく理解し、意識してそれを果たしたかどうかです。
 
団体戦は自分だけが勝てばいいわけではありませんし、負けても他の選手が勝ってくれることでチームが勝利することもあります。ですから「本当はもう一本取りに行きたいけどこの一本を大事にしよう」とか「何が何でも引き分けよう」とか「絶対に一本は取るぞ」など、試合の流れに応じた駆け引きが生じます。つまりここぞという時に自分のポジションに合った試合展開ができるかどうかが勝負の鍵になるのです。
そういうところに団体戦の面白さがあるのかなと思います。

 
実は今回、中学の部の決勝は山城AチームとBチームの戦いになりました。
その結果、Aチームが意地を見せ納得の優勝。さすがです。

Bチームは敗れはしましたが、優秀選手賞を受賞した中学3年の大将の活躍が実に素晴らしかった。彼は決して派手な剣風ではありませんが、真面目に稽古に励み、静かに努力を重ねてきました。この日は決勝にたどり着くまでに大将に勝負がかかる一戦がありましたが、彼はその時もきっちり役割を果たしてくれました。その勇姿が実に頼もしく、今までの努力が実ったような気持ちになって私も嬉しくなりました。
賞状をもらって照れ臭そうに笑った顔がとても清々しく輝いていました。よく頑張ったね。

低学年の部では優勝は逃したものの準優勝となり、優秀選手賞をもらった3年生は何度も「やった!やった!」と嬉しそうにぴょんぴょん跳ねていたし、それを見ていた別の子は「いいなぁ」と心から羨ましがっていました。
低学年の子供達にはポジションの役割を理解するのは難しかったかもしれないけど、表彰されて嬉しかった気持ちも、負けて悔しかった気持ちも必ず力になるからね。
君たちはまだまだこれから!

是非次の大会もワクワクするような試合を見せてください。


レクリエーション

感染が少し落ち着いたタイミングを見計らって、岡先生がレクリエーションを提案してくださいました。子供達だけの食事会です。バイキング形式で焼肉もお寿司もスイーツも食べ放題。感染に注意しながら楽しい時間を過ごしました。

低学年の子供たちは親御さんが一緒ではない食事会はあまり機会のないことかもしれません。
でも大丈夫!中学生を始め、お兄さんとお姉さんたちがちゃんとお世話してくれます。焼肉の火でやけどなんかしないように代わりにお肉を焼いてくれたり、取りにくいお料理を取ってくれたり、ジュースをこぼさないように席まで運んでくれたり、各テーブルでそんな光景が見られていました。

でもこれは特別な日だけの事ではありません。普段の稽古の時でも同じです。道着や袴を上手に着られない子や、一人ではまだ防具が付けられない子の所にはいつも上の学年の子が傍にいて、手を貸してくれています。
なぜなら「大きい子が小さい子の面倒を見るんだぞ。」と岡先生がいつも子供たちに教えてくださっているからです。人を思いやり、弱いものを守ってやる心です。
小さい時、お兄さんやお姉さんにしてもらったことを自分が上の学年になった時、同じようにしてやれるようになってほしいものです。

また、例えば挨拶をする。ごめんなさいやありがとうが素直に言える。困っている人がいたら声をかけるなど、一見当たり前のように思えることができない子も多い世の中です。
しかし剣道を通じて、人として基本的な、でもとても大切なことを身につけ、実行できるようになることは、剣道が強くなることよりももっと大切なことかもしれません。

それにしてもこの日の子供たちの食欲はすごかった!
決して高いお肉でも高級なネタのお寿司でもなかったと思いますが、みんなで食べるご飯はきっと楽しくておいしかったのでしょう。
おなか一杯になって大満足。いい笑顔の写真がたくさん撮れました。


ライバル

10月9日(日)小瀬スポーツ公園武道館において令和4年度県下男子学年別剣道選手権・第49回県下女子学年別剣道選手権が開催されました。

当剣友会からは小学2年生〜中学3年生までの14名が出場し、小学2年の部では優勝と準優勝。中学2年の部では準優勝、中学3年の部では準優勝と3位入賞を果たすなど5名の選手が表彰台に立ちました。

学年別の大会ですから、当然同じ年齢の相手と戦います。
高学年以上となると、低学年の頃から剣道を続けている子も少なくないので、トーナメント表を見ると、普段一緒に稽古している同じ道場の仲間の他に、別の道場でも大会毎に顔を合わせる選手の名前が目に入ります。これまでの対戦の中で、いつももう一歩のところで勝てなかったり、五分五分の勝敗だったりの相手です。
何回勝ち進めばその選手と当たるか、トーナメント表をつい目で追ってしまいます。

「あの子には負けたくない、勝ちたい!」そう思える相手、つまりそれがライバルです。
ライバルというとなんだか敵対しているイメージがありますが、ライバルは敵ではなく、同じ目標を持つ同志だと私は思っています。だから試合の勝敗だけではなく、普段の稽古からその存在を意識し、ライバルに勝つためにより多く稽古し、努力し、時には相手のいいところを盗んだりと、ライバルがいることで自分を高めることもできるのです。
そういった意味でもそれぞれが良いライバルを持ってほしいと思います。

一方で、試合ってその日の波というか勢いというか、流れというか…、うまく説明できませんが目には見えない何かが自分に味方してくれる日もあるんです。そしてその逆も。
勝負は時の運、とも言われます。だから勝敗に一喜一憂するのではなく、試合が終わったらパッと切り替えて次の目標に向かってほしいと思います。

それにしても前回の市の大会に続き、小学2年生の部でワンツーフィニッシュを飾ったうちのツインズ。本当に素晴らしかった!ひたむきにコツコツ稽古を積んできたものが結果に結びついているのだと思います。前回はお姉ちゃんが、今回は妹が優勝。もしかしたらこのツインズもお互いが良いライバルなのかもしれません。本当によく頑張りました。おめでとう‼️

 


【祝・優勝】

9月18日(日)に第75回山梨県体育祭り夏秋大会が実施され、剣道競技・市の部において甲府市が優勝しました。

この日、次鋒で出場した山城剣友会OBの三井伶恩先輩は、なんと全勝でチームを優勝に導きました。
おめでとうございます‼️

ハンドルを握ると人格が変わるドライバーは聞いたことがありますが、伶恩先輩はひとたび竹刀を握ると正に別人に変身です。
普段の優しいお兄さんのイメージからは想像できないくらいです。
でもその切り替えが大切なのかもしれません。

道場に来た時は自分の稽古だけではなく、子供達にも熱心に指導してくれるので、中学生も小学生もこぞって伶恩先輩の所に並びます。本当にありがたいことです。

今後もますますのご活躍をお祈りしています‼️


ワンチーム

9月19日(月)、横浜武道館に於いて、神奈川県剣道道場連盟創立50周年記念剣道大会が開催されました。
神奈川県内の51団体と関東近県から25団体、合計76団体が参加した大きな大会です。

剣道の試合は3人〜5人制で、小学生は小学生、中学生は中学生といった同年代の枠で行われることが一般的です。
しかしこの大会は小中学生、高校大学一般の選手7人でチームが構成される特殊な形。山城剣友会からも11歳から40ウン歳の選手がワンチームとして出場です。

こんな試合もおもしろい!
だって普段稽古をつけていただているOBの先輩や先生方の試合を、子供達がチームの一員として間近で見られる機会なんて殆どないし、先鋒の子供から回ってくる襷を先輩達が受け取って、大将の先生まで繋ぐこともそうそうないからです。

そういう意味でも貴重な機会だったし、ある意味、老若男女全ての人達が対等に楽しめる、という剣道の醍醐味が凝縮されたような大会でした。
この年齢の幅の選手がワンチームとなり試合ができるなんて、小さな声で言いますが、他のスポーツ(厳密には剣道は武道ですが)にはなかなかないことかな、と思います。

また、一緒に稽古を積み、同じ時間を共有した仲間は年齢や性別に関係なく、ずっと長く繋がっていくような気がします。
子供達が成長して進学や就職で離れ離れになっても、まるで兄弟みたいにいつもどこかで仲間を気にかけたり、苦しかった稽古の思い出を笑い話にしたり、あの時の試合はこうだったと昔を振り返って盛り上がったりするのです。
こういう繋がりってすごく尊い。

そんなことを感じた一日でした。

それにしても県外の選手のスピードの速いこと。技の多さにも圧倒されます。
こんなふうに県外の選手の試合を見て刺激を受けることはとても大切。
この日、会場の雰囲気にのまれて緊張のあまり一言も口をきかなかったウチの小学生男子‼︎君は特にもっと頑張りなさいwww

この日は残念ながら一回戦で敗退。
早々に会場を後にしたので、帰りのSAでゆーっくり休憩時間を取っても夕方の稽古にはちゃーんと間に合いまして、息つく間もなく道場に向かったのでした。

選手を始め、応援に行ったご父兄、会場に駆けつけてくれたOB、皆さんお疲れ様でした。


夏といえば

【夏といえば】
スイカ!
先日、岡先生が「来週みんなでスイカを食べるぞ!」と言いました。

次の月曜日、稽古を少し早目に切りあげてみんなでスイカを食べました。
役員のお母さん達が大きなスイカをざくざくと切り分けてくれます。

子供達は「おいしい!」「あまーい!」「黄色いスイカもある!初めて食べる〜」などと言いながら、嬉しそうにスイカにかぶりついていました。
こんなに食べ切れるかなぁ、と思うくらいたくさんあったスイカは全て売り切れです。

なんであんなにおいしかったか。

汗をかいた後のスイカが格別だっただけではありません。
ちょっと高級なスイカを奮発したからでもありません。

なぜなら、コロナ禍で行事や大会の中止が続く中「何かひとつでも子供達の楽しみや思い出になることをしてやりたい。」
そんなふうに考えて、企画してくださった岡先生の思いと、機会があれば山城の子供達に食べさせてやりたいと考えていた奥様が、種を蒔き育ててくれた愛情のこもったスイカがあったからです。

岡先生ご夫妻は山城の子供達のこと大切に思い、常に気にかけてくださっています。なにより子供達一人一人を本当によく見てくださっています。いつもと少しでも様子が違えばすぐに気づき、声をかけておられるのが何よりの証です。

この日、スイカを頬張っていた子供達はまだ分からないかもしれないけど、いつか大人になり、この日食べたスイカの甘さを懐かしく思い出す時がきたら、きっと岡先生ご夫妻の大きな愛情に気づくことでしょう。

子供達は今日も暑さに負けず稽古に励んでいます!


7月17日(日)に全国道場小・中学生剣道選手権大会山梨予選が開催されました。

7月17日(日)に全国道場小・中学生剣道選手権大会山梨予選が開催されました。

当剣友会からは小学生男子・女子、中学生男子・女子の部でそれぞれの代表が各1名ずつ出場し、小学生女子の部で3位入賞となりました。おめでとうございます。

残念ながら代表の切符を手にすることはできませんでしたが、それはまた次のチャンスに期待するとして…。

さぁ稽古稽古!
結局のところ、どんな素晴らしいアスリートもスター選手も
華やかな舞台の裏ではひたすらに練習を重ね、周りの誰よりも努力しているのです。そのことに例外はないのです。


その手に何を掴んだか

6月26日、第49回甲府市スポーツ少年団学年別剣道選手権大会が開催されました。

当剣友会からは、小学2年生から6年生までの14名が参加。この大会がデビュー戦という子もいる中、6名の子供達が入賞を果たしました。おめでとうございました。

緊張してわけが分からないうちに終わってしまった子もいれば、落ち着いて順調に勝ち進んだ子もいて、応援していた父兄はため息をもらしたり、歓声をあげたりしながらみんなの試合を遠くから見守ったのでした。

もちろん勝負なので勝つか負けるか、いずれかの結果は出ます。
これはあくまでも書き手の主観ですが、私は試合に勝つことだけが重要ではないと思っています。それよりも「勝つための努力と準備をどれだけしてきたか」ということの方がずっと大事だと思っています。

剣道は一対一。コートに立てば仲間に助けを借りることはできません。勝つために努力してきた自分を信じるしかないのです。だからこそ人より多く竹刀を振ってみる、普段の稽古の中で苦しいところをもう一歩頑張ってみる。何が足りなくて負けたのかを振り返ってみる。そうした日々の積み重ねがコートに立った自分の自信に繋がっていくのではないでしょうか。

試合を振り返るとつい私の方が熱くなってしまいますが、負けて悔しい思いをした子は、その気持ちを忘れないで稽古を頑張ろうね。悔しい気持ちは努力と研究への原動力になると思います。
あなた達はきっともっと強くなれる!そう信じています。



2年ぶりの錬成会

6月12日、埼玉県で開催された寄居錬成会に行ってきました。
山城剣友会からは小学生2チーム、中学生3チームの参加です。
この錬成会はなかなかハードで、半日で20試合弱の試合をこなします。

錬成会はいわば練習試合なので、勝敗だけにとらわれることはありません。
日頃練習している技を試してみたり、思いきったことに挑戦してみたり、新たな発見があるかもしれない、といった多くの学びがある場です。
そしてそれは何にも代え難い「経験」となって子供達の力になっていきます。

県外のチームと竹刀を交えてどう感じたか。力の差があったかな?それとも大差はないと感じたかな?
いずれにしても今日からの稽古に何をどう生かすかを「考える」こと。それが錬成会の醍醐味だと思うのです。

みんなヘトヘトになって帰りのバスに乗り込んだけど、こうして仲間と一緒に遠征に行けたこともいつかいい思い出になるんです。お疲れ様。
さぁ今日からまた稽古頑張ろう!